人間は、環境の刺激に対し感情が生じ、その感情に対し反応する。そのため、感情を起点に人間の特性を表現する——KUHの研究は、その理論的枠組みの構築から始まる。
環境からの刺激を知覚・認知し、感情が生じ、さらにその感情に対してどう反応するか意志決定する。その後、その意思決定を実現すべく思考が働き、行動へと至る。
このサイクルの中で、目に見えない部分 (認知/感情/意志決定) に特性が宿る。そして、認知の違いは感情の出方に影響を与える1つの因子であり、意思決定は感情に対する反応である。
そのため、感情を起点に人間の特性を理解する理論的枠組みを構築する必要があった。
KUHの研究はL1からL5までの5層に分けて説明できる。感情の機能から始まり、その構造・出方・対処法を経て、最終的に人の特性を包括的に記述するモデルへと至る。